株式会社朱堂

防水工事が必要な場所って?

住まいのなかでとくに防水工事が必要なのはどこだと思いますか?

正解は、風雨や紫外線などを直接受け止めている建物の外側部分全体です。こう言ってしまうと当たり前だと思われるかもしれませんが、どこか1箇所でも傷やヒビ割れなどができてしまうと、そこから劣化や腐敗が広がり、建物の寿命を縮めたり資産価値を下げたりしてしまいます。

今回は、防水工事で見落としがちな箇所についてご紹介いたします。

 

チェックすべきは、外壁のみではありません

外壁は定期的にチェックしているという方でも、比較的目が行き届きにくいのが「屋根・屋上」と「ベランダ・バルコニー」の2つです。木造だと、塗装面の劣化が腐食やシロアリ発生の原因になってしまいます。鉄筋コンクリート造りの場合は、ヒビ割れの隙間から水や湿気が侵入してもろくなってしまいます。

こういったトラブルを防ぐためにも、適切な防水工事が重要となります。

屋根・屋上

毎日、紫外線や風雨を受けている屋根や屋上は、住宅のなかでもっとも過酷な条件下にあるにもかかわらず、劣化に気付きにくいという特徴があります。屋内で雨漏りを確認できるほどの段階になると、かなり内部(建物の土台や柱)まで悪影響を受けていると考えられます。そういった状況に陥る前にプロの診断を定期的に受け、見えない部分までチェックしておく事が非常に大切になります。

 

ベランダ・バルコニー

ベランダとバルコニーの違いは屋根や手すりがあるかどうかという点ですが、建物の外側についているなら、太陽光や風雨の影響を受ける条件はほとんど同じです。特に湿度が高く雨の多い気候の日本では、湿気による腐食に気をつける必要があります。洗濯物を干したり、エアコンの室外機を設置したりと、比較的使用頻度が高い場所ですが、じっくり目を凝らさないと日々の劣化に気づくことはなかなか難しくなります。

 

防水工事が必要かチェック!!

※床の勾配は50分の1以上、排水溝の勾配は100分の1以上必要です

実際に防水工事が必要かどうかは、採用された工法の耐用年数や環境によっても異なってきます。また、使用されている材質によってもチェックすべき点が異なります。